チップル生活史博物館（チップルセンファルサパンムルグァン）|観光地

チップル生活史博物館

演劇とアートの街、大学路（テハンノ）。地下鉄4号線恵化駅から歩いて約5分のところに藁（わら）をテーマにしたチップル生活史博物館があります。博物館を創立したイ・ビョンソン館長が生涯をかけて研究し展示した、藁と草をテーマとする世界唯一の博物館です。韓国の伝統的な家屋、韓屋（ハノク）と、その後ろのビルが博物館の建物。1993年、江南の清潭洞（チョンダムドン）で開館し、2001年から現在の場所に移りました。博物館では藁や草に関する民俗資料、道具、祭器、世界のコマなどを数多く所蔵しています。

第1展示室（地下1階）

1階の入口で受付を済ませたら、最初は地下1階の第1展示室へ。ここでは伝統的な藁草文化を整理し、数々の道具をその材料とともに展示しています。糸を巻いた道具、枕や箱、そのほか大きな円形の形をした敷物のようなものや、雨除けの役割を果たすものなど、さまざまなものが並べられています。

第2展示室（1階）

階段を上がった、1階の第2展示室には、俵や網袋、履物やお面などが並べられています。そのなかでもとくに目立つのは大きな牛。もちろん本当の動物ではありませんが、リアリティーが感じられます。そのほか、傘や蓑など体に身につけるものまで展示されています。

韓屋館

韓国の伝統的な家屋、韓屋（ハノク）の趣が感じられる1階は、庭が見渡せる開放感あふれる作りになっています。このフロアでは、藁で作られた製品だけではなく、古くから韓国人たちが身近に使っていた生活用品が展示されています。食器や韓服、履物、帽子や真鍮の尿瓶など、展示物は様々で昔ながらの韓国の生活の様子をうかがい知ることができます。

製作体験

1階の韓屋館の奥には、藁で作られた作品がつるされています。ほうきやうちわなど実際に使用できるようなものから、蛇や魚の装飾品も制作できます。藁を丁寧に編んだ作品はきっと思い出に残ることでしょう。

【制作体験】
時間：10:00、13:00、15:00（土日）
所要時間:約1時間
料金:10,000ウォン（団体20名以上なら9,000ウォン）
※平日は5名以上の場合、体験可能です（受付時間10:00～16:00）

※体験の様子の写真は博物館から提供していただきました。

ショップ

1階のショップには主に藁で作られた品物が並んでいます。博物館を観覧して藁の魅力にはまった方は、きっと記念にひとつ買ってみたくなることでしょう。観光客はストラップや絵葉書などを購入していくことが多いそうですが、気に入った品があれば、この機会にぜひ手に入れてみましょう。

藁をテーマにし、親近感の持てる博物館

古くから先祖たちが生活の中で親しんできた「藁」という素材で作った、様々な道具が展示されたチップル生活史博物館。藁は日本でも使われてきた素材なので、博物館のなかに入っただけでも、なんとなく親近感がわくのではないでしょうか。一つ一つをじっくりと見ていけば、韓国と日本の文化の共通点が何か見つかるかもしれません。

チップル生活史博物館の詳細情報

店舗名	チップル生活史博物館 (チップルセンファルサパンムルグァン/짚풀생활사박물관)
観光エリア	仁寺洞
住所	서울특별시 종로구 명륜동2가 8-4 ソウル特別市鍾路区明倫洞2街8-4 地図を見る
アクセス	・ソウル地下鉄4号線　恵化駅（へファヨク、혜화역、Hyehwa）　4番出口　徒歩5分－4番出口を出てアイスクリーム店「baskin robbins」の方向に進み、大通りに出ます。そこから約145m進み、横断歩道を渡ります。渡ったら左に曲がり、横断歩道を１つ渡ると右側が大きなビルです。大きなビルの横を斜め方向に入る道を進み、60ｍほど進むと左側に博物館があります。
電話	02-743-8787～9（+82-2-743-8787～9）
ホームページ	http://www.zipul.com
営業時間	10:00～17:30（入場は1時間前まで）
定休日	毎週月曜日、新正月、旧正月、秋夕
クレジットカード	VISA/MASTER/JCB/アメックス/ダイナース/
言語対応	一部スタッフ可能
入場料	大人：4,000ウォン（団体3,000ウォン）子ども・青少年：3,000ウォン（団体2,000ウォン）

記事公開日　2013-05-28 　最終更新日　2013-05-28

※上記の観光地情報は予告なく変更される場合があります。