世界の仮面がここに集結!仮面の歴史を知れる韓国唯一の博物館。
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昔ながらの街並みやモダンな雰囲気を醸しだす建物が美しく、近年外国人旅行者からも注目を集めはじめた、ソウル・三清洞(サムチョンドン)。今回は、この三清洞の街にひっそりとたたずむ「名人(ミョンイン)博物館」にお邪魔しました。なんとここは韓国唯一の「世界の仮面」のみを扱った博物館なのだといいます。これだけでもどことなく不思議なイメージを感じませんか?さっそく、ご案内しましょう。
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<名人博物館の入り口 > |
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<展示室は地下1階にあります。 > |
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ずらりと並んだ仮面の数々に圧巻! 決して広くはない、こぢんまりとした展示室内には所狭しと仮面が並べられています。その数500点以上!このすべての仮面は、館長のイ・ムウン氏が自ら世界各国を巡り、30年以上もの歳月をかけて収集したもので、ここ「名人博物館」はそんな自慢の仮面をたくさんの人に知ってもらおうと、2008年にオープンしました。韓国の伝統芸能でおなじみの「タル(韓国の仮面)」はもちろんのこと、アフリカ・オセアニア・南米・インド・チベット・ネパール・中国・日本・東南アジアといった世界の国々の貴重な仮面がこの1つの場所に集まっているというのだから、とても不思議な感覚です。また、地域によって仮面が持つ意味はさまざまで、祭祀や行事で一度使用された仮面は焼却処分される習しがあったところも多く、現存する仮面を見つけることさえも困難な状況にあるのだとか。ここ「名人博物館」に展示されているもっとも古い仮面は17世紀に作られたものだといいます。
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韓国のタルはこちら! これらは韓国のタルです。韓国の伝統芸能に関心が高い方であれば一度は目にしたことがあるスタイルの仮面でしょう。比較的保存状態もよいため細やかな色使いや質感を間近に感じることができる品々です。
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仮面の世界に魅了される時間。 前述したように、ここには世界各国の仮面が集まっています。日本の「能面」や「なまはげ」といった仮面は私たちにとっても馴染み深いものです。しかしそれらも「名人博物館」では、いつぐらいに作られたものなのか、また、素材にはどんなものが使用されているのか、といった仮面それぞれのプロフィールも紹介されています。じっくりと鑑賞してみてください。
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<日本 > |
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<ボルネオ > |
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<中国 > |
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<コンゴ > |
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<パプアニューギニア > |
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<インド・インド > |
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<インドネシア > |
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<ガーナ > |
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仮面以外の貴重な彫刻作品にも注目! 「名人博物館」では、仮面とともに貴重な彫刻作品や骨董品も数点展示されています。どこか仮面と共通する部分やその時代の趣が相まって、仮面との調和を美しく演出しています。
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ロマンが詰まった「名人博物館」で有意義なひとときを。 なかでも特に貴重な作品は、ガラスケースに展示されています。触れるとすぐに壊れてしまいそうな儚さが仮面が生きてきた歳月を物語っています。たかが仮面、されど仮面。多くの博物館で歴史の一部として仮面が紹介されることはあっても、仮面のみにスポットを当てた博物館はここ「名人博物館」のみ。マニアの方はもちろんのこと、もっと奥深い歴史に出会いたい方におすすめの博物館です。三清洞(サムチョンドン)にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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店舗名 |
名人博物館 (ミョンインパンムルグァン/명인박물관) |
観光エリア |
三清洞・北村 |
住所 |
서울특별시 종로구 가회동208-7 ソウル特別市 鍾路区 嘉会洞208-7 地図を見る |
アクセス |
・ソウル地下鉄3号線 安国駅(アングクニョク、안국역、Anguk) 2番出口 徒歩7分
-2番出口を出て、進行方向にまっすぐ約350m進みます。途中右折ができる交差点に差し掛かかりますが、曲がらないで道路沿いをまっすぐ、右手に「GS25」というコンビニが見えるまで進みます。コンビニが見えたらその角を右に曲がります。曲がるとすぐに「名人博物館」があります。
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電話 |
02-766-0272(+82-2-766-0272) |
FAX |
02-766-0273(+82-2-766-0273) |
営業時間 |
10:00~18:00(17:30まで入場可) |
定休日 |
毎週日曜日、秋夕・元旦の当日 |
クレジットカード |
VISA/MASTER/JCB/アメックス/ダイナース |
言語対応 |
一部日本語表示あり |
入場料 |
大人:2,000ウォン
青少年(小・中・高校生):1,000ウォン
6歳以下無料 |
禁煙・喫煙・分煙 |
館内禁煙 |
記事公開日 2013-07-02 最終更新日 2013-07-02
※上記の観光地情報は予告なく変更される場合があります。