ここは、韓国の伝統文化が息づく街、ソウル・仁寺洞（インサドン）。通りには、韓国を代表するおみやげや伝統工芸品を販売するお店がずらりと並び、連日多くの外国人旅行者が訪れる街としても有名です。
さて、今回ワウソウルは、数ある韓国の伝統工芸のなかでも古い歴史を持つ「韓紙（ハンジ）工芸」を、現代に伝えるお店「韓紙イヤギ」をみなさんにご紹介します。「イヤギ」とは韓国語で「はなし」という意味を持つ言葉。韓紙が織り成す、美しいストーリーが楽しめるお店へ、さっそくご案内しましょう！

「韓紙イヤギ」は仁寺洞メインストリートの中間部分に立つ大きな建物の3階に位置しています。
建物の前では、韓国のお菓子を販売する露店が並んでいるので目印にしましょう。

韓国国内においての「韓紙イヤギ」はこちら仁寺洞のお店もさることながら、インターネットショップも有名です。主に、韓紙を取り扱う芸術家や小売店などに販売をする卸売り店としての役割も果たしています。韓紙業界でもトップクラスを誇る良質で豊富な韓紙が「韓紙イヤギ」のメインアイテムです。

「韓紙イヤギ」では、さきほどご紹介した韓紙のほかにも、韓紙を使用した既製品の小物やインテリアグッズなども販売されています。これらの商品は、韓国みやげとしての人気が高く、多くの旅行者に好まれているといいます。また、韓紙そのものの材料の段階である商品は、韓紙工芸を本格的に行う芸術家や趣味で韓紙工芸を嗜む人々が買い求めるといいます。

せっかく韓紙の専門店に来たのだから、実際に自分でも韓紙工芸にチャレンジしてみたい！という方には、この「韓紙工芸手作りキット」なんて、いかがでしょうか？手鏡やストラップ、扇子・うちわなど普段使いできる小物が手作りなんて素敵ですよね！ひとつのキットには必要な材料が入っているため、すぐに始めてみることができます！商品によっては韓紙の貼り付けに必要な糊やハケなどが別途必要な場合がありますが、それらもすべて販売されています。

小物だけに留まらず、収納ボックスや宝石箱といった、ちょっぴり手のこんだ韓紙工芸に挑戦してみたい方には、これらの装飾品もおすすめです。こだわりの装飾品をプラスすることでさらに特別な作品に仕上がります。

「韓紙イヤギ」、いかがでしたか？これまでは街中で販売されている“韓国的な”おみやげで満足していたという方でも、一度「韓紙イヤギ」の世界に触れると「作ってみたい！」という願望がうまれるといいます。難しそう、材料を揃えるのが大変そうといった心配は一切ご無用！初心者の方でもきっと素敵な作品を作れるようになりますよ。「買う楽しみ」から「作る楽しみ」へ。興味がぐんぐん沸いてくる「韓紙イヤギ」へ、ぜひお立ち寄りください。