1960年にオープンし、50年以上伝統を守ってきた栄養センター明洞本店。当時、このお店の電気トンタククイ（電気オーブンで焼いた鶏の丸焼き）が韓国でセンセーションを呼び起こしました。しかし70年代以降はフランチャイズが台頭したため、フライドチキンが人気に。電気トンタククイは衰退の一途をたどりましたが、今ではみんなの思い出の食べ物として韓国屈指の繁華街、明洞（ミョンドン）で愛されているお店です。

1960年の開業以来、50年を栄養センターとともにした歴史あるメニュー、電気トンタククイ。栄養センターの電気トンタククイ（鶏の丸焼き）は適正温度にあわせて焼き、脂っこくなく淡泊で食欲をそそります。パサっとした皮の香ばしい味、やわらかくもっちりした鶏肉を味わってみると美味しさがにじみ出てきます。一緒に出てくる大根の甘酢漬けはこのお店で作られたもので、おかわりができます。

トンタク 大 : 14,500ウォン
トンタク 中 : 13,500ウォン
ベビーチキン :9,500ウォン
トンタク定食: 9,000ウォン(11時～16時まで)

いつからか韓国には体に良い様々な材料が入ったサムゲタンを出すお店が増えましたが、それとは反対に栄養センターはサムゲタンの伝統的な調理法を守りつづけています。高麗ニンジン、ナツメ、クリ、ニンニク、そしてもち米だけを鶏のなかに入れてじっくり煮込みます。さっぱりとしたスープ、柔らかな鶏肉のなかに入ったもち米の弾力ある触感には言葉がでないほどのおいしさ。鶏栄養サムゲタンの価格は13,500ウォンです。

電気トンタクグイとサムゲタンのこの2種類のメニューで50年以上、明洞（ミョンドン）で続いてきた栄養センターの人気の秘密は、その味を守り続けてきたことにあるのではないかと思います。明洞（ミョンドン）で昔ながらの美味しさを提供する栄養センター、まさにおすすめの名店です。