今年も韓国に旧盆である“秋夕（チュソク・チュソッ）”がやってきます。2016年の暦では、9月15日（木）が秋夕の当日で、前後14日、16日が連休となりますが、土日が繋がることで、多くの会社や学校では5連休が成立するようです。

韓国を代表する名節には、秋夕（チュソク）と旧正月（ソルラル）があり、この時には“民族大移動”と呼ばれる帰省が行われるのが、毎年の流れ。今年も例外なく長距離鉄道の切符を求める人々が熾烈な戦いを見せ、秋夕の頃にはソウル市内から人が減る現象が見られることでしょう。

毎年の事ながら、商店などはお休みするところが多く、観光地でも14日と15日、あるいは15日の当日のみ、お休みしますという案内をよく見かけますので、旅行で訪れる方にはご注意いただきたいと思います。

秋夕のシーズンといえば、デパートやマートを賑わせるのがこちら。贈り物のセット販売です。日ごろお世話になっている方や、帰省の際に親族に贈るのが習わしとなっています。


シーズンの1ヶ月前頃から特設コーナーが設置され、事前予約や配送サービスを申し込む人々の姿も見られます。インターネットショッピングサイトでも、同様のギフトを購入することもできます。

また、食堂や出前のサービスもお休みするところが多い関係で、秋夕の間に必要となる食材をカートいっぱいに買い込む人々の姿も多く見られます。

帰省する方も、帰省なしで家族団らんの時間を過ごす方も、有意義な時間を過ごせますように。特に、韓国に留学中の外国人にとっては少々退屈な時間になってしまうのは、致し方ないようですが、テレビでは秋夕特番や、特選映画も多く放送されるので、のんびり過ごしてみるのも良いでしょう♪