韓国料理といえば、やっぱり食べたいのが焼肉！韓国では牛肉よりも、豚肉のほうがよく食べられていて、サムギョプサル（豚の三枚肉）は定番中の定番！そんなサムギョプサルよりも脂分が多く、ジューシーにいただけるのが「オギョプサル（豚の五枚肉）」！今回ワウソウルはそんな「オギョプサル」をコース料理式に楽しめる焼肉店をみなさんにご紹介しようと思います！

お店の名前は「カマントンテジ」。外国人旅行者はほとんど見られることのない「上鳳洞（サンボンドン）」というエリアに位置します。地下鉄7号線か中央線を利用し「上鳳（サンボン）駅」で降りれば、すぐにお店を見つけることができます。周囲には市場もあるので、散策を楽しむこともできるでしょう。
こういった背景から、「カマントンテジ」を訪れるのはほとんどが地元の人々だといいます。本当の“よさ”をわかっているからこそ、毎日お店はたくさんの人々で賑わっています。

韓国で食事をする時は、サービスでいろいろな小鉢が付いてくるというのはご存知の方も多いでしょう。まさに「カマントンテジ」はそんな韓国の食卓の真髄が見られるお店といっても過言ではありません。なにも悩まず、お肉を人数分注文すると、スタッフのアジュモニ（おばさん）たちがせっせとテーブルの上に小鉢を並べはじめてくれます。それはもう、乗り切らないほど！

写真のオギョプサルは2人前です。1人前13,000ウォンという価格に、これからご紹介するすべてのお料理がセットで付いてきます。まずお肉と一緒に焼かれはじめるのが、エビ・ソーセージ類・きのこなど。ほかのお肉もどうぞ！という意味で、モクサル（豚の首肉）・コプテギ（豚の皮）なども、ちょこっと乗せられます。焼いているのは鉄板ではなく「石板」で、瞬時にジューシーに焼き上げられるのがまた魅力です。

「石板」の隣には各種野菜や、ナムル、サラダ、おつまみなど。アルミに入ったコーンチーズは石板の隙間に余裕が出てきたら焼いて食べましょう。焼いている間はアジュモニがやってきて、つねに様子を見てくれます。ナムルを焼いた横に生卵を割りいれ、チーズをふりかけてくれるとまた一品が完成します。これらのおかずはもちろん、おかわり自由！「チョギヨ～（すみませーん）」と呼ばなくても、おかずを持ったアジュモニがどんどん追加してくれるので、ビックリしないでくださいね。

そろそろ食事が終わるといったタイミングで、アジュモニが持ってくるのは後食（フシク）と呼ばれる、いわばシメ。小さなマッククスとヌルンジ（おこげ）、フルーツ盛り、シッケ（お米のジュース）で終わりです。

「カマントンテジ」いかがでしたか？本当にこんなに出てくるの？と半信半疑の方もいることでしょう。気になった方はぜひ、上鳳洞の「カマントンテジ」へ足を運んでみてください！なお、昼食・夕食時には待ち時間が発生することもあるので、時間を調整するか、余裕を持って行かれることをおすすめします。