マッコリとともに料理を味わう
日本でも人気のマッコリ。韓国ではしばらく前まで、マッコリは古めかしくありふれたお酒というイメージがついていたそうです。今ではおしゃれなマッコリバーもたくさんありますが、ハイセンスなお店ではなくてもマッコリは楽しめます。ソウルを訪れたら、地元の人たちが集まる庶民的なお店でマッコリを美味しいおつまみとともにお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。
仁寺洞スジェビ
コルベンイや海鮮チヂミ(ヘムルパジョン)とともに味わうドンドン酒
仁寺洞スジェビは、1993年にオープンしたスジェビ(韓国式すいとん)のお店です。入口は古めかしい感じですが、中に入ると酒幕(ジュマク)”という田舎の居酒屋のような雰囲気で、情にあふれた印象です。昼にはスジェビ、夜にはコルベンイ(つぶ貝)とヘムルパジョン(海鮮チヂミ)をつまみにドンドン酒(にごり酒)を飲みにくるお客さんたちでいっぱになります。温かい雰囲気が感じられる店内で、美味しい食べ物とともにドンドン酒を味わってみてはいかがでしょうか。
スニネピンデトク
広蔵市場でマッコリとともに味わう庶民の味
スニネピンデトクは広蔵市場(クァンジャンシジャン)にあるピンデトク(緑豆チヂミ)で有名なお店です。市場内には屋台と店舗があり、鉄板の上でジューッと揚げるように焼くことが美味しさの秘密でしょうか。ピンデトクはその場で挽いた緑豆とモヤシ、ワラビ、熟成したキムチが入っています。緑豆ピンデトクはサクサクし、中身はしっとり。中に混ぜ込まれた野菜の食感もグッド。ピンデトクにはマッコリも欠かせません。庶民の味をぜひ味わってみてください。
チョンジュチプ
鍾路の路地裏で生牡蠣と豚肉をおつまみにマッコリを
チョンジュチプは鍾路(チョンノ)の路地裏に位置しているクルポッサム通りにあるお店です。クルポッサムとは生牡蠣と茹で豚を野菜に包んで食べる料理。このお店では15種類の韓薬材から引き出した韓方スープに入れて茹でたポッサムが有名です。牡蠣は韓国で有名な産地、慶尚南道統営産を使用。ポッサムキムチは発酵させないため、甘みが強くピリっとした辛さが加わったサラダのような印象です。カムジャタン(豚肉の背骨を煮込んだスープ)とケランチム(蒸し卵)はなんとサービス。マッコリとともに一杯いかがですか。