韓国ではじめて洋画を描いた 画家・高羲東が暮らした家屋 ここは、ソウル・鍾路(チョンノ)。苑西洞(ウォンソドン)と呼ばれるこの地域には、古くから芸術家や職人が多く暮らしたと言われていて、なかでも代表的な人物が、画家の高羲東(コウ・ヒドン)であると伝えられています。1886年、ソウルに生を受けた高羲東は、フランス語を学び、官職に就いた後、1911年からは日本東京美術学校に留学、西洋画選科課程を修了した後に韓国へ戻り、1918年からは、自ら設計したこの場所で家族とともに41年という歳月を過ごしました。現在この家屋は、鍾路区が管理する登録文化財第84号として、一般市民に無料開放されています。
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苑西洞の中心に位置する高羲東家屋 景福宮(キョンボックン)の離宮として知られる「昌徳宮(チャンドックン)」の後方を囲うように広がる“昌徳宮ギル”の通り沿いをまっすぐ進んだところに「高羲東家屋」はあります。周辺には、かつて洗濯場として利用されていた「パルレト」なども現存するなど、散策を楽しむにはぴったりの街並みが広がっています。
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高羲東の息吹を感じられる空間 1915年、韓国に帰国後の高羲東は、美術教育に精を出し、書画協会を設立するなど活発に活動を行いました。この場所で家族と暮らしながら学生たちを呼び集めては画を教え、自らの製作活動も行ったとされています。建物の建築様式は韓国に古来から伝わる「韓屋(ハノク)」造りとなっていて、床はオンドルで暖かく、さらには寒気を遮断するためのガラス扉もつけました。彼の生活空間と作業空間はしっかりと分けられ、現在もその様子が残されています。
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芸術の発祥地としての高羲東家屋 1965年にこの世を去った高羲東。その後もこの家屋は残されてきたものの、2000年代には撤去の危機が訪れたこともありました。その際に現在の鍾路区がこの建物を引き取り、保存・復元事業を行ったことで、今日の姿を維持することができています。現在は、定期的に絵画の展覧会が開催されたり、若手の芸術家たちにも発表の機会を与える場としても知られています。韓国洋画の父・高羲東のもとで今後も素晴らしい芸術家たちの誕生に期待したいですね。
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店舗名 |
高羲東家屋 (コウ・ヒドンカオッ/고희동 가옥) |
観光エリア |
鍾路 |
住所 |
서울특별시 종로구 원서동 16 ソウル特別市 鍾路区 苑西洞 16 地図を見る |
アクセス |
・ソウル地下鉄3号線 安国駅(アングクニョク、안국역、Anguk) 3番出口 徒歩14分
-3番出口を出て、進行方向へ約270m直進します。「苑西公園」の角を左に曲がり、「昌徳宮ギル」を約665m進んだところに「高羲東家屋」があります。
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電話 |
02-2148-4165(+82-2-2148-4165) |
営業時間 |
10:00~16:00 |
定休日 |
毎週月・火曜日 |
言語対応 |
一部日本語表記あり |
入場料 |
無料 |
禁煙・喫煙・分煙 |
禁煙 |
記事公開日 2014-04-18 最終更新日 2014-04-18
※上記の観光地情報は予告なく変更される場合があります。