ソウル・弘大（ホンデ）。若者たちを中心に人気を誇るこの街には、実は昔ながらの市場や商店が今も残っていて、それらの姿と人々が共存する姿が美しい「延南洞（ヨンナムドン）」というエリアがあります。ここには、小さいながらも美味しいごはんやさんや、ショップ、工房などが集まっているのですが、今日もまた一軒、魅力的なお店をみなさんにご紹介しようと思います。
その名は「Yvonne Morgun（イボンヌモーガン）」。とあるイギリスドラマに登場するという主人公と同じ名を持つこのお店では、オリジナルキャンドルが取り扱われています。

店内に足を踏み入れると、そこにはたくさんのキャンドルやディフューザーが並べられています。ひとつひとつを手にとって、香りをかいでいるだけで時間が経つのを忘れてしまいそうになりますが、これらひとつひとつが、ここで手作りされたものなのだといいます。

今、韓国で大流行中のキャンドル。甘い香り、さっぱりとした柑橘系、どこか懐かしい香り･･･言葉だけでは表現しきれない無数の香りが楽しめるこれらのアイテムは、プレゼントとしても重宝されています。芳香剤としても使用できる上に、お部屋の雰囲気を変えたい時、リラックスしたい時に電気を消してしばらくすると、いつもと違った光景が浮かび上がってくるのがキャンドルの素敵なところだといいます。天然ワックスを使用しているため香りは優しく、絵画を専攻していたというオーナーさん自慢の可愛らしいパッケージもまた、人気のポイントです！

2014年にライフスタイルショップとしてオープンした「Yvonne Morgun」。見た目にも可愛らしいキャンドルの秘密はその容器にもありました。通常キャンドルショップでは数パターンの容器が安定して使用されますが、ここでは新作が出るごとに新しい容器が採用され、訪れるたび新しいものに出会える楽しみが保証されています。また、使い切った容器を持参すると、そこへキャンドルを注いでもらうこともでき（10％割引されます）、興味のある方は実際にここでキャンドル作りを体験できるなど、楽しいことが盛りだくさんのお店です。
とても可愛らしいお店ではありますが、オーナーさんはここを、単なるお店ではなく、人々と芸術が疎通し合える、ギャラリーのような役割を果たせるお店にしていきたいと願っているそうです。どうぞ、延南洞にお立ち寄りの際は「Yvonne Morgun」で、その素敵な空間を感じていただければと思います。