ソウル・桂洞（ケドン）。この一帯は、韓国の伝統文化が生きる街、三清洞（サムチョンドン）や北村（プクチョン）とも隣接していて、近年外国人旅行者からも注目を集めるようになった街です。今回はそんな桂洞の路地の中に2012年8月にオープンしたビンテージ雑貨の専門店「ノランビョク（黄色い壁の）作業室」をご紹介します。日本人であれば思わず懐かしさを感じてしまう、昭和チックな雰囲気が漂う不思議なお店は、その名の通り黄色い壁に囲まれているのが目印！

「作業室」という店名にちなんだ打ちっぱなしコンクリートの内装には、手作り感溢れるポップなインテリアがよくマッチしています。“昔こんなの持ってた！”とか、“こんなの欲しかった！”という乙女のロマンを代弁してくれるようなアイテムは、オーナーのmawooさんがヨーロッパや日本を旅しながら集めてきたものばかりだといいます。また、お店の一角には小さなカフェもあり、歩き疲れた体に潤いを与えてくれます。1杯1,500ウォンのコーヒーはお財布にも優しい！

可愛さ半分・不気味さ半分のお人形さんたちの姿も。大好きな方にはたまらない！

とっても可愛いインテリア雑貨ですが残念ながらこれらすべてが販売されているわけではなく、ディプレイ用のものも多いです。しかし、めっきり目にすることのなくなったダイヤル式のテレビやタイプライター、フィルムカメラなどは訪れる人々を楽しませてくれます。

「ノランビョク作業室」では、ビンテージ・レトロ雑貨のほかにも、ここでしか手に入らない手作りの雑貨も販売されています。オーナーのmawooさん手作りのものに加え、mawooさんと親交のある若い芸術作家さんたちの作品が展示・販売されるということも。「ノランビョク作業室」では時々フリーマーケットが開催されたり、お店を貸しきってケーキやお菓子でバースデーや記念日などを演出できる「ワンプレートパーティー（2名様以上50,000ウォン～）」も好評を呼んでいます。たまたま通りかかったら楽しそうなイベントがやっていた！ということもあるかもしれません。三清洞・北村にお越しの際はぜひ桂洞散策も楽しんで「ノランビョク作業室」を見つけてみてくださいね！