ソウル・梨大（イデ）。梨花女子（イファヨデ）大学を中心に広がるこのエリアには、若い女性をターゲットにしたお店が多く集まっていて、ショッピングに最適なスポットとしても人気を集める街です。“たったひとつの”や“オリジナル”という特別感漂うキャッチコピーは、誰もがついつい惹かれてしまう魅力的な言葉ですが、今回ワウソウルは老若男女どんな方でも欲しくなってしまう、とあるアイテムを扱うお店をみなさんにご紹介しようと思います。

お店の名前は「小小（ソソ）トルバン」。ここでは、世界にたったひとつだけのオリジナルはんこを作ってもらうことができます。しかも、そのどれもが手作りの貴重なものであるにも関わらず価格は15,000ウォン～と、とってもリーズナブル！さすがは若者の街、梨大！と思わずにはいられないお店です。

お店は、地下鉄2号線「梨大（イデ）駅」2番出口から徒歩10分のところ、コスメショップやファーストフード店が多く集まるにぎやかな通りに位置しています。目印になるのは「KFC（ケンタッキーフライドチキン）」、コスメショップの「HANSKIN（ハンスキン）」や「LANEIGE（ラネージュ）」です。「LANEIGE」の隣の建物の4階に「小小トルバン」があります。看板が小さくて見えない場合は2階の「H&Yヘアショップ」の看板を目印にしましょう。

手書きのサインをよく使用する韓国では、はんこの出番は少なく所有率もかなり低いといいます。しかしここ「小小トルバン」では、はんこを芸術作品や記念になるアイテムと考え、特別な意味を込めて作られているのが特徴的です。たとえば、結婚の記念にカップルはんこを作ったり、子どもの出生を祝ってのものであったり、その意味合いはさまざまです。もちろん、日常的に使用することもできるため自分専用のアイコンとして持ち歩く方もいれば、プレゼントに贈る方も多いといいます。

はんこの素材は石（トル）と木（ナム）が取り扱われていますが、丈夫で長く付き合っていける石のはんこが特に人気だといいます。はんこの中心には持ち主となる方の名前を彫り、側面にはその方に合った一言メッセージやイラストが添えられます。これらは作家さんに細かく依頼することもできますし、おまかせにすることもできますから、まさに世界にたった一つだけのオリジナルはんこが期待できるのです！

価格
・石のはんこ：小15,000ウォン/中20,000ウォン/大30,000ウォン
・木のはんこ：小15,000ウォン/大20,000ウォン

高校卒業後、独学ではんこの勉強をはじめたというオーナーSOSOさん。お店をはじめてすぐの頃は、韓国のオンラインショップなどにも出品しながら高級はんこを中心に販売していたそうです。しかし、高価すぎるものよりもリーズナブルで購入しやすいはんこを作るほうが、より多くの人にはんこの魅力を知ってもらえるのではないかと考えた結果、現在のスタイルが確立したといいます。お店に出向くことが難しい方の場合はEメールでのやりとりも可能で、依頼者の写真などを参考にしながらその方独自の特徴を生かしたはんこ作りに努めているといいます。

「小小トルバン」では、はんこを手にしたすべての方が笑顔になれることを願いながら、ひとつひとつに真心を込めて作られています。来店注文される場合は10分ほどで仕上がるため、観光やショッピングの合間に気軽に立ち寄ることができるのも魅力的です。はんこの文字は、ハングル・ひらがな・カタカナ・漢字・アルファベットにも対応可能なため、どんな方に贈っても喜ばれること間違いありません。なにか特別な贈り物や、記念になるプレゼントをお考えの方にはぜひ一度立ち寄っていただきたいお店です！