若者たちでにぎわう街、ソウル・新村（シンチョン）。最新トレンドや人気の飲食店が多く集まるこのエリアの片隅に、昔ながらの伝統の味を守り続けているお菓子やさんがあります。それは、今回ワウソウルがご紹介する「チュオグルクンヌンカゲ 新村店」。店名を日本語に訳すと「思い出を焼くお店」という意味になります。誰もが懐かしさを感じる思い出の味を現在まで受け継いできたという手焼きせんべいは、地元の韓国人はもちろんのこと、在韓日本人や外国人旅行者にも愛されています。

こぢんまりとした店内は、どことなくパン屋さんを思い起こさせるようなイメージ。お店全体がお菓子の甘い香りに包まれています。そして、店内の壁にはお店を訪れた有名人たちのサインも。こちらに並ぶお菓子はすべて「チュオグルクンヌンカゲ」の専用製造所と新村店で手作りされたものです。鮮度を保つために店内で真空パックが施されて販売されています。賞味期限は製造日から3ヶ月です。

「チュオグルクンヌンカゲ」のお菓子はすべて1袋2,000～2,500ウォンで販売されています。おみやげセットとしてさまざまな種類のお菓子が箱詰めにされた商品も販売されていますが、韓国のお正月（旧正月）や秋夕の時期にはお店のみならず、インターネットのオンラインショップで販売されているお菓子も売り切れてしまうなど、常連のお客様たちからも安定の人気を誇っています。お菓子はつねに15種類ほどが販売されています。

1袋90g～100gのお菓子は食べ応え抜群！形や模様も可愛らしく、自分1人で食べるにはもったいないほど。購入の際は、5段階の星印で記載されているお菓子の糖度にも注目してみてください。日本の手焼きせんべいをもとに作られたという「チュオグルクンヌンカゲ」のお菓子は、1974年の創業以来、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の人々に愛されてきました。新村にお越しの際はぜひ、日本人にも馴染みの深いこの味に出会ってみてください。