ソウル・弘大（ホンデ）。人気の観光スポットとして知られるこの街には、昔ながらの商店街やお店やさんが建つ「延南洞（ヨンナムドン）」というエリアがあります。まだあまり観光者には知られていないスポットではありますが、知れば知るほど魅力に溢れた街なのです。今回ワウソウルがお邪魔したのは、そんな延南洞にひっそりとたたずむ小さな書店「ピノキオ」。あの有名なアニメーションと同じ名を持つこのお店は、その名の通り夢と希望に溢れるお店なのです。

イエローとブルーが基調となった店内は、なんともポップな印象を与え、訪れる人々をウキウキさせてくれるパワーを持っています。そして棚に並べられた数々の書籍。市中の書店ではなかなか購入するのが難しいレアな商品ばかりが取り揃っているといいます。

「書籍」とご紹介しましたが実はここは「絵本」を専門的に扱うお店です。日本でも「大人の絵本」といって、絵を見ることで癒し効果を感じ、簡単なストーリーで童心に返れることから一時ブームとなりましたが、ここではそういった絵本が中心に販売されています。日本・イギリス・イタリア・フランスなどの“絵が可愛い”世界各国の絵本をオーナーさん自らが厳選しているのだそう。子どもから大人まで、その誰もが気軽に手に取り、絵本の世界に触れてほしいとの願いが込められています。

厳選された絵本ばかり揃うこのお店。ついつい見入ってしまって時間が経つのを忘れてしまいそうですが、一部にはこんなに可愛らしいステーショナリーディスプレイもあるので、ぜひこれらにも注目し見ていただきたいです。「ピノキオ」にいる間は、楽しい気持ちで、また純粋な心で充実した時間を過ごしていただければと思います。