ソウル・鍾路（チョンノ）。グルメやショッピングを楽しめる地域としてすっかり定番となった観光スポットではありますが、実はこの鍾路エリアに、韓国古来の伝統と美が生きる小さな街が点在していることはご存知ですか？なかでも仁寺洞（インサドン）や三清洞（サムチョンドン）、北村（プクチョン）は有名どころですが、もう少し足を伸ばして「苑西洞（ウォンソドン）」という街まで歩いて行ってみましょう！

「苑西洞」には古くから、芸術家や技術者が多く暮らしたと言われていて、現在もその名残からか、オリジナリティー溢れる商品を販売する専門店が多く集まります。今回ワウソウルは、2012年から苑西洞に仲間入りした陶磁器の専門店「キム・ミョンレの自然共感陶（チャヨンコンガムド）」へお邪魔しました。陶芸家のキム・ミョンレさんがオーナーを務めながら自身の作品を販売し、また彼女と親交の深い10数名の作家たちによる商品も多数取り扱っているお店です。さっそく、ご紹介しましょう！

店名にもあるように「自然（ナチュラル）」をモチーフに展開される商品には、日常生活に欠かせない食器類をメインに、ちょっとしたインテリアにプラスしたいおしゃれな雑貨や、アクセサリーなども販売されています。1250度で焼き上げるという陶器の食器は見た目の美しさのみならず、安心できる素材で作られているため、小さなお子さまのいるご家庭にもおすすめなのだそう。ハンドメイドだからこそ、ひとつひとつの商品が違った表情を持ち、選ぶ楽しみがプラスされているのも魅力的。自分へのおみやげにしたい、特別な一品がきっとみつかることでしょう。

“陶磁器”と聞けば、どこか堅苦しく、足を踏み入れにくいイメージがいなめません。しかし、ここ「自然共感陶」ではそんなイメージとは異なる、ただただ可愛らしく、おしゃれで、今日からすぐに使いたくなるような商品が販売されているので、ぜひ肩の力を抜いて、お立ち寄りください。「自然共感陶」のアイテムを手に入れたら自宅でもオフィスでも、ワンランク上のハッピーが舞い降りてくることでしょう。苑西洞散策のスタートはこちらのお店から！