ここは、外国人旅行者にも人気の高い、鍾路（チョンノ）・北村（プクチョン）。「桂洞（ケドン）」と呼ばれるエリアには、昔ながらの建物が軒を連ね、韓国固有の文化を肌で感じられる一方、近年おしゃれなカフェやショップが続々とオープンし始めたことでも有名です。今回ワウソウルがお邪魔したのは、そんな桂洞の街に位置する婦人服のお店「EMMA611（エンマユギルイル）」。幼い頃から洋裁が好きだったというキム・チェヨンオーナーの工房兼ショップとして、2013年5月にオープンしました。

私たちを笑顔でお出迎えしてくれたキムオーナー。ショップでありながらも心休まるカフェに来たかのような安らぎを与えてくれます。まさにここはオーナーの趣味の空間でもあるため、訪れたお客さんにはコーヒーを淹れ、お喋りを楽しみながら同じ時間を共有したいと考えているそうです。そうした時間を過ごしながらも、店内のハイセンスなアイテムたちに、目を奪われてしまいます。

主に30代以降の女性をターゲットにする「EMMA611」では、洋服のすべてがキムオーナーがデザインしたもの。アイテムによってはご自身で製作を行うものもあるのだといいます。さまざまなシーンで活躍できそうな可愛らしいワンピースから、落ち着いたコートまで、その種類は多様です。購入する方の体型、スタイルにあったコーディネートをキムオーナーが施してくれるのも、おしゃれさんには嬉しいですね。

7歳の頃からご自身のお母さんのもとで、編み物や洋裁を学んだというキムオーナー。本格的にデザインなどの専攻をしたわけではないそうですが、そのセンスには驚かされることばかり。「EMMA611」では、そんなキムオーナーのもとで、これらの手芸を学ぶこともできるといいます。料金は1名当たり25万ウォン。有効期間は10年間、いつでも通ってOK！と、とってもユーモラス！

“オリジナル”、“ハンドメイド”。女性であればグッと心が惹かれるこれらの単語。おしゃれに差を付けたい方には、まさに必見のお店「EMMA611」。旅行で訪れる方は、そう頻繁に足を運ぶことはできなくても、一度オーナーに会うと、また会いたくなり、その世界感に触れると、新作が気になってしまうことでしょう。ぜひ、北村（プクチョン）・桂洞（ケドン）にお越しの際は「EMMA611」に、注目してみてください！