眠らない街として知られる、東大門ファッションタウン。その一角にある「東大門靴卸売商街」は靴を低価格で販売する卸売市場です。清渓川沿いに位置するこの市場には韓国各地で作られた靴が集まり、バイヤーたちがここで仕入れてそれぞれのお店で販売します。卸売市場ではありますが、小売を行っている店舗もあり観光客が購入することも可能。種類も豊富で、店頭には運動靴、ヒール、革靴、ブーツ、子ども靴などがずらり。なかには1万ウォン以下で買える商品も。ぜひここでお気に入りの品を探してみてください。

地下鉄1、4号線の東大門駅7番出口のすぐ目の前にあるのがこの「東大門靴卸売商街」。なかは少し薄暗くも感じますが、市場らしい雰囲気と店いっぱいに並んだ靴が気になり、きっと入って見たくなるはず。特に1階は外国人観光客の姿も数多く、店の人たちも慣れているかのよう。種類もさまざまで、シーンに応じた靴がいろいろと揃っており、ウインドショッピングも楽しめます。東大門靴卸売商街はA棟～C棟に分かれており、A棟の1階に小売店が多く集まっています。

「無条件（ムジョコン）10,000ウォン！」「SALE5,000ウォン！」と書かれている靴の数々。大特価品はスニーカーや子ども靴が中心ですが、数を揃えたい場合やちょっとした運動をするために買っておいてもよさそう。少し探してみるとお気に入りの品が発見できたりもします。ついつい買いすぎて帰りの荷物が重くなりすぎないよう注意！

店頭に並んでいる品物は特価品を除いて値段が書いていないことがほとんど。種類はスニーカーを中心に、ブーツ、バンプス、登山靴なども揃っています。個性的な品物はそれほど多くありませんが、気に入ったものがあればぜひ購入してみましょう。この市場では市中価格の30％～40％程度の値段で購入できるといわれています。基本的に交換や返品はできないので、気をつけてくださいね。

東大門靴卸売商街はA棟～C棟まで続いていますが、B棟とC棟は基本的に小売は行っておらず、卸売中心です。清渓川沿いを進み、五間水橋（オガンスキョ）から数えて4つ目の建物は「新清渓衣類市場（シンチョンゲイリュシジャン）」。その1階部分はペットショップが集まる通りになっており、動物好きの方は見に行ってみるとよいでしょう。ここでは写真で紹介します。

市場の雰囲気を味わえるうえ、非常に安く靴が手に入る東大門靴卸売商街。その建物はソウルのオアシス、清渓川に沿って並んでいます。東大門でのショッピングに疲れたら水辺に降り、少し休んでみてはいかがでしょうか。