おしゃれなショップや飲食店が軒を連ねるソウル・北村（プクチョン）桂洞（ケドン）エリア。今回ワウソウルがみなさんにご紹介するのはこの場所にあるフュージョン料理のお店「uncle’s BOB（アンクルボブ）」です。英語の「uncle：アンクル」はおじさんを意味し、「BOB：ボブ」は韓国語の「パップ：ごはん」の発音が由来となった「おじさんのごはん」というユニークな意味を持つ店名が特徴的です。

4人掛けのテーブルが3台のみのこぢんまりとした店内は、うちっぱなしコンクリートのスタイリッシュな構造で、テーブルがなければ今すぐにブティックでも開けそうなイメージです。あたたかみを感じる木製のインテリアと細やかな装飾品が訪れる人の目を楽しませてくれます。

メニューは全部で8種類。そのすべての名前には「uncle’s BOB」独自の遊び心が生きています。韓国語でおじさんは「サムチョン」、おばさんは「イモ」、甥・姪のことを「ジョカ」といいます。「uncle’s BOB」ではこれらの名称がメニューに活かされていて、注文がよりスマートに行えるよう工夫されています。例えば、メインメニューの「サムチョンバブ」は「おじさんのごはん」、単品メニューも「ジョカ　イル（1）」、「ジョカ　イ（2）」＝「甥（姪）1、2」といった具合に設定されています。

「uncle’s BOB」の一番人気はこちら「サムチョンバブ（おじさんのごはん」です。ワンプレートにキンマリバブ（海苔巻きご飯）、クルクルノビアニ（韓国風ハンバーグ）、コココッチ（ピリ辛焼き鳥）、サラダ、漬物、スープがセットになっています。栄養のバランスもバッチリとれた「サムチョンバブ」でしっかりご飯が楽しめます。

キンマリバブは、マグロの卵とキムチが混ざった赤い海苔巻きと、ツナマヨ海苔巻きの2種類が同時に楽しむことができ、ソースにつけるとより一層美味しく食べることができます。ピリ辛の焼き鳥は野菜との相性も抜群です。

「ジョカ　イル（甥・姪1）」と名付けられたこのメニューは、ホットドックとドリンクがセットになったもの。「uncle’s BOB」のホットドックは一般的なそれとは異なり、肉汁たっぷりのクルクルノビアニ（韓国風ハンバーグ）が贅沢に挟まれた一品で、軽食を楽しみたい方に人気のメニューです。

親戚関係にあたるオーナーとスタッフの手によって、2012年2月にオープンしたという「uncle’s BOB」。サムチョンとイモのような心で、いつでもここを訪れるお客様たちに美味しいごはんを食べてもらいたいという思いで料理を提供しているといいます。
また、メニューに「ジョカ」と名付けたのも、“サムチョンとイモが作り出す料理”という意味と、“訪れる人々を甥や姪のように大切にする”という思いが込められているためなのだとか。そんな真心がたくさん詰まった「uncle’s BOB」で、ぜひ食事を楽しんでみてはいかがでしょうか？