ショッピングや観光を思う存分楽しんだあとは、やはり美味しい食事に期待が高まる韓国旅行！短い旅程のなかで、食べたいものをすべて食べ尽くすのはなかなか難しいですが、今回ワウソウルがご紹介する「仁寺洞テナムポチャ」でなら、韓国を代表する多彩な料理と美味しいお酒が一度で堪能できるというのです。それではさっそく、伝統と文化の街・仁寺洞（インサドン）へ出発しましょう！

いわゆる韓国の“B級グルメ”と呼ばれるトッポッキ、スンデ（腸詰）、ティギム（天ぷら）といったおやつ類は「テナムポチャ」の入り口に建てられた露店で、午前11時から夜12時まで食べることができます。もちろん、散策のお供にOKですし、外国人旅行者にとっては、仁寺洞の風物詩として人気を呼んでいます。ワウソウルが取材に訪れた日も、あらゆる方向からカメラのフラッシュがパシャパシャ！生き生きとした韓国屋台を身近に感じることのできるお店です。

テナムは日本語で“竹”を意味し、ポチャは「ポジャンマチャ“居酒屋”」の略語から付けられたお店の名前。冬場は写真の通り、お店一帯がテントで囲まれていますが、暖かい季節になるとこれらは取り払われ、お店の後方にある竹林を眺めながら食事が楽しめる空間へと姿を変えます。こちらの屋台が本格的に始動するのは午後5時から、翌朝の5時まで。時間を気にすることなく、陽気で親切なオーナーさんがおすすめする人気メニューを、まるごと食べ尽くしてしまいましょう！

韓国ドラマなどにもよく登場する屋台スタイルの居酒屋は、テーブル同士の間隔が狭く、お手洗いに立つだけでも隣のお客さんに気をつかってしまうイメージがありますが、ここ「テナムポチャ」は客席が広めに設けられていて、移動がラクラクなのが魅力的！また、外国人旅行者が多く訪れる仁寺洞という地域柄、メニューには韓国語のほかにも日本語、英語、中国語の表記とともに料理が写真付きで紹介されていて、価格がハッキリ表記されているのも良心的で嬉しいポイントです。お店の人々も外国語に精通した方ばかりで安心できます。

「テナムポチャ」では、大きく分けて、ポックム（炒め）・クイ（焼き）・ジョン（チヂミ）・センソン（魚）・タン（お鍋）といった5種のパターンでメニューが構成されています。なかでも、外国人旅行者にぜひ食べてほしいというおすすめメニューをご紹介していただきました！

・オサムプルコギ（イカと豚バラのプルコギ）写真左
大ぶりのイカと、韓国料理で欠かせないサムギョプサル（豚バラ肉）をキノコやたっぷり野菜と一緒に炒めた、ご飯が進む一品。子どもから大人まで楽しめる料理です。価格：15,000ウォン

・コマッテチム（ハイガイ蒸し）写真中央
コマッと呼ばれ、日本ではあまり馴染みの深くないハイガイという貝をうまみたっぷりに蒸しあげた一品。2種の特製ソースに付けて食べると、お酒が進む！大人の味です。価格：10,000ウォン

・コムジャンオポックム（ヌタウナギ炒め）写真右
コマッ同様、日本ではあまり食べられないヌタウナギをたっぷり野菜と一緒にピリリと辛く炒めあげた一品です。コリコリとした食感が病みつきになる、こちらも大人の味わいが自慢です。価格：13,000ウォン

・モドゥムジョン（チヂミ盛り合わせ）
日本人のお客さんにもっとも人気の高いメニューは、こちらの「モドゥムジョン」。私たちがよく知っている、平べったく一枚になっているチヂミとは少々姿が異なりますが、これは一品でたくさんの具材を楽しめるのでおすすめです。野菜やお肉、練り物などの多彩なチヂミを堪能してみてください。価格：13,000ウォン

「テナムポチャ」、いかがでしたか？すぐにお店に足が向いてしまいそうなほど、魅力が満載のお店ですよね！韓国旅行に訪れたら、必ず立ち寄りたい仁寺洞の入り口に位置していて見つけやすく、豊富なメニューのなかから食べたいものをピンポイントで選べるのも韓国グルメで失敗しないコツ！気の合う仲間やファミリーで楽しい夜を過ごしたい方は、ぜひ「テナムポチャ」に足を運んでみてくださいね。