韓国料理を代表するもののひとつに「冷麺」があげられますが、本場では冷たいスープのかかった「ムル（水）冷麺」と辛いソースに麺を絡めて食べる「ピビン冷麺」があります。日本にある韓国料理店などでよく食べられる冷麺は「ムル冷麺」です。韓国ではムル派とピビン派の人に分かれていて、それでも老若男女誰もが大好きな料理がこの「冷麺」です。今回ワウソウルは、韓国冷麺の老舗中の老舗「清涼里（チョンリャンリ）ハルモニ冷麺（ネンミョン）」をみなさんにご紹介します！

「清涼里ハルモニ冷麺」は、地下鉄1号線・中央線の「清涼里駅」から歩いてすぐの市場のなかに位置します。食事処や乾物店、金物店の間を歩いていくと、昼間からお酒をたしなむ地元の人々の姿が。これぞディープな韓国の街！お昼時に行列をなしているお店を見つけたら、それは「ハルモニ冷麺」で間違いないでしょう！

韓国のグルメ番組でもたびたび紹介されるなど、すでに有名な「ハルモニ冷麺」。お店の方々も忙しく動き回らないといけないため、お水やユクス（スープ）などはセルフサービスの協力をお願いしています。混雑時には、合い席になる場合もあるので、あらかじめご了承ください。

「ハルモニ冷麺」のメニューはシンプルに「ムル冷麺」と「ピビン冷麺」の2種類のみ！注文も「ムルハナ！（水冷麺ひとつ）」「ピビンハナ！（ピビン冷麺ひとつ）」と言えばOKです。ボリュームたっぷりなのに、お値段は4,000ウォン！さらに大盛りを希望される方はプラス1,000ウォンで「コッペギ（大盛り」も可能で、麺をたくさん食べたい方はプラス2,000ウォンで「サリチュガ（麺追加）」を注文するとよいでしょう。

とっても辛いことで有名な「ハルモニ冷麺」。冷麺を注文すると、もうすでに辛いヤンニョム（ソース）が麺に乗っかった状態で登場するので、辛いのが苦手な方は取り皿にヤンニョムを捨ててOKです。また、テーブルに備えられている大きなボトルには酢、小さなボトルにはマスタードが入っているので、こちらもお好みで。辛い冷麺に砂糖をふりかけて食べるのも「ハルモニ流」です。

ムル冷麺を注文すると、水筒に入った冷たいスープが別に運ばれてきます。こちらを器にドバッと注ぐとムル冷麺になります。ピビン冷麺の場合は、そのままかき混ぜて食べるだけです！辛さゆえに、ゆで卵をつぶして味をまろやかにしたり、持込の羊かんをつまみながら冷麺を食べる人など、さまざまです。一度食べたら病みつきになる「ハルモニ冷麺」！ぜひ一度、お店へ足を運んでみてはいかがでしょうか？