陳玉家（チノクァ）ハルメタッカンマリは、手芸用品などを扱う東大門総合市場と100年以上続く常設市場、広蔵市場の間にある新進市場(シンジンシジャン)のなかにあります。市場の名前よりも、タッカンマリ横丁が有名なここには焼き魚のお店やコプチャン（ホルモン）など、路地裏の情緒あふれるお店がたくさん。ソウルでも知る人ぞ知る陳玉華ハルメ元祖タッカンマリにはいつからか日本人をはじめ、外国人のお客さんもたくさん訪れるまでに。日本のテレビ番組や世界的に有名なミシュランガイドで紹介されるなどいつも客足が絶えません。

2階の半分はオンドル（床暖房）なので、靴は袋に入れて席までもっていきましょう。袋は用意されています。

1，2階ともキムチが入った容器があります。ここから食べたいだけの量をとりましょう。

この店のメニューは名前のとおりメニューはタッカンマリひとつ。タッカンマリは鍋１つで最大4人まで食べられますが、通常2～3人で食べて十分な量。メニューは1種類なので注文しなくてもお店の方が人数に合わせて持ってきてくれます。追加したいときだけ注文すればOK。タッカンマリの価格は18,000ウォンです。

1．鶏肉を食べやすい大きさに切る。
2. 鶏肉を切ったあと、すりおろしニンニクを鍋に入れる。
3. お好みにあわせて唐辛子のタデギを入れる。
4. 鶏肉を5～10分ほど煮つめる。
5. トック（餅）を先に入れた場合は煮えたら先に食べてもよい。
6. 鶏肉が煮えるまでの間、付けて食べるたれを作る。
7．たれは醤油、酢、からしを入れて混ぜる。
8．鶏肉がしっかり煮えたら、作っておいたたれをつけて食べる。

<注意事項>
* 唐辛子のタデギはとても辛いので鍋に入れる場合は少しずつ味を見ながら調節しましょう。
* 辛いものが苦手な方は、タデギは入れなくても大丈夫です。
* タッカンマリの鍋がセットされたとき、出てくるお餅はサービスではありません。
　食べるか食べないかを店員の方が尋ねますので、伝えてください。お餅は1,000ウォン。

ソースはテーブルに用意されている唐辛子のタデギ、醤油、食酢を使ってつくります。唐辛子のタデギはとても辛いので少しずつ入れて辛さを調節しましょう

※醤油、酢、からしの比率は2:1:1がベスト。

鶏肉をすべて食べたら鍋に麺を入れて食べてみましょう。シコシコとした麺をスープのなかでゆでると絶品！麺は追加注文ができないので、注文する前にはどのくらい食べられるかをよく考えてから注文してくださいね。麺は1人前2,000ウォンです。

麺を注文すると、店員がスープを追加してくれます。スープをもう一度沸かし、グツグツしてきたら麺を入れます。7～8分くらいして、適度に煮えたら食べてもOK。

“東大門に行ったらタッカンマリ！”という定番ができあがって久しいですが、夏にはスタミナ食、冬には冷えた体を温めてくれる食べ物として愛されています。混雑時には20分～30分は待たなければならないほど、いつもお客さんたちでにぎわう陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ！ここのタッカンマリを食べたければ、12～13時のお昼どき、18～19時の夕食の時間は避けて行くとよいでしょう。