ソウル・西村（ソチョン）。地下鉄3号線「景福宮（キョンボックン）駅」を最寄駅とするこのエリアは、地元韓国の人々からも徐々に注目を浴び始めて来たスポットであり、近年おしゃれな飲食店やショップも続々とオープンし始めてきました。他の地域に比べるととても静かで、穏やかな空気に包まれるこの街は、騒がしい日常から解放される、そんなイメージが人々を魅了します。今回ワウソウルは、“樓下洞（ヌハドン）”に2014年5月にオープンした「カフェヌハ191」へお邪魔しました。

店名の「191」は、お店がある番地をそのまま使用したもの。はじめて訪れるお客さんでも見つけやすいように、との願いが込められているといいます。童話のなかから飛び出してきたかのような赤レンガの可愛らしい外観と、お店の前に立つ大きな木が目印です。ここで注目していただきたのが、この木。その理由は、お店に中に入ると知ることができます！

大きく美しく育った店前の木。お店の建築によって伐採してしまうのは、とても悲しいと考えたオーナーさんは、この木を生かした構造を思いついたといいます。2階のフロアに上ると、木をメインにしたインテリアが広がります。これ以外にも、観葉植物がたくさん植えられていて、訪れる人々を癒してくれています。ガラス張りのオープンテラスから入る風も涼やかで、まさに都心の“ヒーリングスポット”という言葉がぴったりなお店です。

「カフェヌハ191」では、豆にこだわったダッチコーヒーが大人気！長い時間をかけて抽出されたダッチコーヒーは、テイクアウト用の瓶タイプも販売されていて、どこにいても「カフェヌハ191」の味を楽しむことができます。夏はひんやり冷えたアイスが美味しく、その他にも季節限定のスイーツメニューも楽しむことができます。

・ダッチコーヒー（写真左）：6,000ウォン
・ダッチオーレ（写真中央）：7,000ウォン
・ブルーベリーヨーグルトスムージー（写真右）：5,500ウォン

「カフェヌハ191」のオーナーさんは世界旅行が大好きだといいます。そのため、お店には世界各国で購入してきたという小物やインテリア雑貨がたくさんディスプレイされています。また、美術を専攻していたというオーナーさんらしく、定期的に絵画展示のための場所としてこのカフェを提供したり、若者たちの夢を応援しています！オープンテラスからは近隣の山々を臨むこともでき、緑に包まれた「カフェヌハ191」。西村散策の際は、ぜひ一度お立ち寄りください！