韓国の伝統文化が生きる街として有名な、三清洞（サムチョンドン）や北村（プクチョン）と隣接する街、ソウル・桂洞（ケドン）。おしゃれなセレクトショップなどが立ち並ぶこのエリアにある、ちょっぴり個性的なカフェ「CAFE GONDRY（カフェ　ゴンドリー）」は、過去に芸術映画のアートプログラマーとして活躍していたユン・ボンソクオーナーのもと、2010年にオープンしたお店です。映画好きのユンオーナーが演出するカフェとは、一体どんなお店なのでしょうか？さっそくワウソウルスタッフとともに店内を覗いてみましょう！

広々とした店内ですが、午後12時から1時までのランチタイムは近隣のサラリーマンやOLさんたちで溢れてしまうほど。美味しいカフェメニューのほかにもランチにぴったりな軽食も「CAFE GONDRY」の自慢です。アルコール類も多数取り揃えられているため、夜のおしゃれなデートスポットとしてもおすすめです。ゆっくりとティータイムを楽しみたい方は午後2時から夕方までの時間が狙い目です。

レジの横には懐かしい日本の公衆電話機が！ダイヤル式の電話なんて今時の若者は使えるのかしら？なんて思いながら、店内のインテリアを楽しむワウソウルスタッフ。店内のいたるところにこのような遊び心満載な雑貨が並べられているのは、やはりオーナーのご趣味なのでしょうか？これなら注文したメニューが運ばれるまで、退屈せずに過ごせそう！

フランスの映画監督、ミシェル・ゴンドリーにちなんで付けられたという「CAFE GONDRY」という店名。映画好きの方であればハッとする瞬間がこのお店には隠されています。もちろんここはカフェなので自信を持って「CAFE GONDRYのコーヒーが一番！」と言いたいところでしょうが、メニューの隅っこには「“誰かが淹れてくれたコーヒーが一番美味しい　BY『かもめ食堂』”」と、映画のセリフを引用したおちゃめなメッセージが書かれていたり、「CAFE GONDRY」で実際に食べられる「昨日のカレー」はオダギリ・ジョーの主演映画「転々（てんてん）」の劇中に登場するメニューなのだとか。ひとつひとつのメニューに隠されたストーリーを感じながら味わうとより一層美味しさが深まることでしょう。

☆夏のおすすめメニュー

☆すいかシャーベット（写真左）：5,500ウォン/☆ホームメイドヨーグルトゆず（写真右）：5,000ウォン

ユンオーナーが「CAFE GONDRY」をオープンさせたのは、かつてご自身が仕事をしていた劇場に“こんなカフェがあったらいいのにな”と思ったことがきっかけだったそう。このお店が多様なセンスに富んでいるのは当時の仲間たちからのアドバイスや協力のおかげだと語ります。「CAFE GONDRY」は独自の世界観を演出しながらも近隣の三清洞や北村という街並みを活かしたインテリアにもこだわっています。店内では北村でしか手に入らない貴重なグッズも販売されていますよ。友達同士やカップルにピッタリのカフェ「CAFE GONDRY」でティータイムはいかがでしょうか？

※一部の掲載写真は「CAFE GONDRY」より提供していただきました。